「すずめの戸締り」

ちょっと前だけれど、金曜ロードショーで見た。

映画公開された時もかなり話題になっていたので、
題名と誰が監督したかという基本中の基本だけ知っていた。

ただ、長男と同世代のお子さんを持つ同僚が、映画館で見た際、
「子供にとってはこわいと思う~」と言っていたので、
映画館に行って見ようとは思わなかった。

今回テレビ放送されると知って見てみようと思ったのは、
ここのところ長男が地理や地学といったことや、
能登半島地震もそうだけれど、東日本大震災についても興味を持っていたから。

結果、とても良かった。
たしかに、長男とだいぶ年齢が離れている次男は
「怖い…」と言って母にしがみついていたし、
大人である私もギョッとなる瞬間があった。

↓↓ここからはネタバレあり

まず長男は、後ろ戸、要石、そう太が唱えていた祝詞のような、
呪文のような言葉に興味を持っていた。
ヒミズ(日不見)がモグラで、「ミミズ」の天敵であることや、
「かしこみかしこみ」が神様にお願いする時にいう言葉であること、
産土神とは何であるか…などを話して聞かせると、
一通り、「ふむふむ」となった後に、
要石であるダイジンとサダイジンとはなんだったのかというところまで話が及んだ。
なぜ彼らが猫の姿をしていたのかについても。
そう太が要石になるというあたりでは、母なりの解釈も交えて、
古来行われていたとする「人柱」の話もしなきゃならないかなぁ...
なんて少々気が重かったけれども。

とにかく、見た後に子供といろいろ話ができる映画だった。

怖い部分も去ることながら、悲しい部分もあるので、
何回もリピート見したくなるようなものではなかったけれど、
見てよかったと思う映画だった。

ちなみに、この映画でも音楽を担当している
RADWIMPSの野田洋次郎さんが別名 illionで作った「GASSHOW」という曲を
息子は「どういう意味だろう?」と考えながら、聞いている。

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