クレヨンしんちゃんのしない育児

アニメキャラの中でクレヨンしんちゃんが好きな私。
でも、きっと男の子を生まなかったから、
こんなにも好きにならなかったであろうニッチなキャラ。

映画を見に行くと、案外大人(だけ)の観客も多い。
子供ではない人向けのグッズもよく見かける。
クレヨンしんちゃんは、
大人にも人気なアニメキャラの代表の一つだと思う。

クレヨンしんちゃんが「お下品」と評する人もいるらしい。
そうね、しんちゃんの行動は確かにお下品なこともある。

これは、完全に私見なのだけれど、
クレヨンしんちゃんをお下品だという人は、
多分、子育てをしたことがなく、
子供に接した経験もあまりないんじゃないかな。
だって、しんちゃんがやっていることって、
典型的な5歳児がやってること。

それに、時々、
しんちゃんは5歳児にしてはすごく大人だと思うこともある。

大人だけれど、その大人さというのは、しんちゃんだから、

アニメ(漫画)だからということに限らず、
そもそも5歳の子供というのは、
大人が思っているよりも大人であるということなんじゃないかな、と思う。

そして、
育児をしていると、本当に自分が欠陥だらけな人間に思えてくる。
あれも、これもしてあげなきゃと思うし、
したらしたで、別の方法がよかったんじゃないかと思う。
そして、思いついたものうち、一つでもやれていないと、
不安になるし、自己嫌悪になる。

私も長男が生まれてしばらくは、
かなり自己肯定感の低い母だったと思う。
今でも決して高いとは言えない。

でもね、子供はちゃんと育つ。
「死なせない」(病気にさせない、風邪ひかせない…含む)
という超基本的なところから少しずつ、
「色々な経験をさせる」や「思い出をたくさん作る」といった、
少し抽象的だけど、子供の人格形成に重要なところまで、
トライ&エラーを繰り返しながら、一つ一つやってきた。
そりゃ、もっといい方法、もっと効率的な方法があったかもしれない。
もしかしたら、あの時やらせた習い事はお金の無駄だったのかもしれない。

でも、今その子の全てを目を皿のようにして点検してみて、
体も心も健やかなら、それでいい!
しかも、なんだか毎日楽しそうにしているなら、もう最高!

そう思うことにしている。
クレヨンしんちゃんのママとパパも、
このトライ&エラーを繰り返しながら、子育てをしている世代。
しかも、お兄ちゃんのしんちゃんが5歳だから、
子育ての結果(というものがあるのなら)が出るのは、
だいぶ先。
でも、しんちゃんのママもパパも、
「健やかならいい」「やらせておく」...
という、今でいう「しない育児」(っていう?)が
とても上手だと思う。

実はとても参考にしている♪

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